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阪神淡路大震災に思うこと。

17年前、私は、はじめて政治をリアルに感じた。
選挙の投票は何度か経験してたし、政治的な意見も多少は持ってた。
でも、政治と市井の暮らしというものが直結してるんやと実感したのは、
阪神淡路大震災がきっかけやったと思う。

あの日、京都の自宅は震度4か5弱ぐらい。
それでも、地鳴りで目が覚めて、直後にスゴイ揺れが来た。
弟が青い顔で部屋に飛び込んできたのを覚えてる。
神戸の街が燃えるのをテレビで見ながら、もどかしい気持ちで数日が過ぎて、
ボランティアに参加する機会を得た。
その動機は、困ってる人を助けたいというキレイな気持ちではなく、
見たことのない現場を見てみたいという好奇心。
とにかく、生きてきた中で、いちばん大きな事件やと思ったから。

震災直後の阪急電車は、西宮北口が終点。
そこから先は不通なので、支援目的地である東灘区まで歩いた。
実際、現地を歩いた息苦しさは、今もずっと忘れない。
本当に、ほこりがもうもうと舞い上がってて息苦しいのと、
人の生活があった場所だという実感、死への恐怖、
それから寒さと、自分の動機の後ろめたさ・・・。
喉の奥がつまったような、涙を呑みこんでるような苦しさのまま歩いた。
数日間、なぎ倒された阪神高速に面した深江の民家で、
運び込まれてくる冬用衣類の仕分け作業をした。
電車と徒歩で通うんやけど、現地でトイレに行くのが申し訳なくて、
水分をがまんして半日以上過ごし、
大阪駅までたどり着いてから大丸のトイレに駆け込んだ。
電車で十三の橋を渡ると、そこは別世界。
大阪は何事もなかったかのような日常があって、神戸は空襲の後みたいやった。

コミュニティ無視の仮設収容や「自己責任」による生活再建。
神戸空港建設問題、長田の土地区画整理、破産、孤独死・・・。
神戸は復興したように見えるけど、置き去りにしてきたものがあまりに多い。
この17年、どれだけの人が生活のための政治を叫んできたやろう。
政治は、上の方の人らが、テーブルで考えるだけでええわけがない。
生活を立て直すためには、「公」の地道な政策こそ本当に必要。
黙ってたんじゃ無視される。
生活の声を届けて、こちらに引き寄せるための力がいる。
それが、生活の場からの政治活動なんやと思う。
人の親になった今、その思いはとても強い。

東北にボランティアに行った若い人らの中にも、
私と同じように、後ろめたい、半端な気持ちもあるかもしれん。
でも、現地を見たら、悲しみや怒り、焦りや虚しさに圧倒されてしまうやろう。
そして、それが、きっと世の中を直視しようとする原動力になると思う。
浮き草のような自分が、「人間のいとなみ」にからめとられて、
根が生えるきっかけになるかもしれん。
そしたら一緒に、生活の場に政治を引き寄せよう。


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自然災害と人的災害。それらへの対策としての当たり前の平凡な努力の積み重ね。

   17年前の昨日、1995年1月17日の阪神淡路大震災。 地震にせよ、台風にせよ、津波にせよ、豪雨による洪水にせよ、何にせよ、自然災害そのものを起こらないようにすることはでき

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はじめまして(^-^*)/

はじめまして、Afternoon Cafe さんのblogから、おじゃましました、青い鳥といいます、ごくごく普通の小市民、メタボおやじです。(^O^)/
もう17年も経つんですね…。わたしは岐阜市に住んでいるのですが岐阜市でも震度4でした。わたしも飛び起きた記憶があります。もう亡くなられましたが、作家で市民運動家の小田実さんが、阪神淡路大震災後の政府の余りに酷い対応を指し、…『この国は人間の住める国ではない。棄民国家だ!』と吐き捨てましたが、東日本大震災後の政府の対応をみても当時と変わっていないですね、阪神淡路大震災の教訓が全然活かされていないですね…。極寒の下、暖房の効かない仮設住宅に多くの被災者を放置し、政府は消費税増税や日本経済を崩壊させるTPP参加に躍起になっています。政治家の感性を疑わずにはいられません。今、新自由主義(小さな政府論)や市場原理主義が持て囃され跋扈していますが、この風潮が一番恐ろしいことなんですね…。人間の命の尊厳が踏みにじられ、庶民の暮らしを破壊し、ごくひと握りの富裕層のみが恩恵を受けるんですね…。橋下市長の様なとんでもない新自由主義・市場原理主義者が万雷の喝采を浴びる恐ろしい世の中になってしまいましたね…。Afternoon Cafeの管理主さんが見事な比喩をされました…『豚が肉屋を称賛する。』って、今、橋下市長は、スケープゴートをしたてあげ公務員などを袋叩きにしていますが、これは本当に恐ろしいことなんですね、わたしたちは公務員の皆さんに命を預けているんですもの…、今度の大震災でも公務員の絶対数が少なく復興の足枷になっていることが明らかになったんですね。あらためて阪神淡路大震災、東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福を祈ります。長々しいコメントお赦しくださいね…、今後ともよろしくお願いしますネ…。頑張ってくださいね…。(o^-')b

No title

地面の下を逆に上向きにローラーをかけているような地震波を感じて、「来るぞー」と構えた後、大きな揺れが来たことを今でも鮮明に憶えています。
体験とそれに伴う感想は、個々の個人の領域のことですが、我々は共通の「課題」をその時に否応なく与えられたのですな。「我々の棲息するこの社会とは何かと。」

No title

あの朝、一人暮らしのアパートでタンスの下敷きになりました。
幸いなことに私はタンコブひとつですんだけど、身内を亡くし、職場は倒れ・・・
震災のことを考えると、今でも辛くなるので、普段は避けて暮らしています。
あれから17年も経つのに、政治が何も変わってないことに
暗澹とした気持になります。むしろ悪くなってる?
東北の人たちを思うと、「なにやっとんねん!!」って腹が立って仕方がないわ。

何とかせねば・・・。

ほんとに、東北の復興が、神戸と同じように、あるいはもっと酷いハゲタカの思い通りになるかもしれん時に、自分の無力さがもどかしい。マスコミは美談ばっかり強調して、解決策が見えない生活再建のことまで深く追わないし、このままでは生きている人間が置き去りにされてしまう。今、現に大きな打撃を受けた人たち自身に「立ち上がれ」というのは無理なんです。「がんばれ」と応援するかわりに、必要な政策を後押しする政治に力を集めないと。焦りますね。

厳冬期か

ゆりひななさんのコメントを読んでいて、当時、水をいっぱいにつめたポリタンクと医薬品を背負子に結わえて西宮から東灘のあたりを歩いたことを思い出しました。瓦屋根がいかにも重たい木造住宅が多くて、傾いた民家の脇を通りすぎる時に、その家が倒壊し、土壁が肩にばらばらと音を立てながら絡まるような気配がして、気がつけば砂塵に包まれていました。怪我には至りませんでしたが、今でもその時の感覚が忘れられません。
ゆりひななさんの言うとおり、当時は梅田に帰れば別世界でした・・・。
そういえば、昨年の5月に岩手に行ったのですが、内陸部(一関市など)は直下型地震(女川が電源喪失した4月に地震)の影響で、ミニ阪神淡路の様相で、当時を思い出しました。倒壊した建物、道はマンホールだけが元の位置にあって、アスファルトが陥没。浄化槽があちこちに残る地域(一頃の堺市のよう)では、アスファルトがゆがんでいて、郊外店(洋服の青山、めがねのミキ)の分厚い一枚張りのウィンドウがひとたまりもなく吹き飛び、ビニールシート通りになっていたり・・・。当地の方が「TVが映すところだけが被災地じゃないぞ」と言っていたのが印象的でした。湾岸部も内陸部も比較傷ついていましたねぇ・・・。
厳冬期だなと思うと、なんとも言えない気持ちになります。
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ゆりひなな

Author:ゆりひなな
おもしろい記事書くために、おもしろい生活できたらええなぁ。その逆でもええけど。

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