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「東北再生」

「東北再生」は対談本(赤坂憲雄、小熊英二、山内明美)。
出版されたのが昨年7月。対談があったのは5月やから震災後まもなく。
だから、実際には「東北再生」への具体的な指針が語られてるわけではなく、
ただ、震災後の現状を、できるだけ正確にとらえておこうという感じかなぁ。

これを読もうと思ったのは、朝日新聞に載ってた小熊英二さんの論考がきっかけ。
「東北」という地域がこれまで日本でどういうポジションだったのか、
このたびの震災が「東北」の現在をどう写しだしたのか、
私が考えてみることのなかった地方と中央との構造について述べられてた。

本書でも、小熊さんの分析は「そうだったのか~」と思わせる。
近代化とともに都市への人口や情報の集中が起こり、国内格差が進み、
東北は20世紀の国内分業で一次産品と労働力の供給地になった。
そして1930年代からは炭鉱、その後は原発と、電力の供給地にもなってきた。
ところが、グローバル化の中で産業は安い労働力を求めて海外へ移り、
一次産品、つまり農産物も外国との競争にさらされる。
これまでのように、利益誘導型政治家がインフラを整備しても産業は来ない。
そんな中で、起こった震災やったというの。

赤坂さんは「東北はまだ植民地だった」と言うてはる。
東北の再生には、仕事と暮らしがセットで欠かせない。
だから、特に福島は、原発ではなく、自然エネルギー産業の中心地になるべきだと。

東北は(というより大都市以外のどこもかしこも)すでに危機的な状況にあった。
なのに、震災にもやられてしまったんやね。
「だから、こうすれば良くなる」ってところが、ようわからんかったけども、
少なくとも、グローバリゼーションの波には、絶対に耐えられへんってわかる。
TPPに参加したり、経済特区に民間を呼び込もうなんて計画は、
絶対に東北に寄りそう政策ではないってわかる。
今、政府が東北に向けているのは、なんという「雑」な政策やろう。

原発についての、小熊さんの見解も興味深い。
廃棄物もうまくさばけない原発の科学は、すでに頭打ち状態で、
世界的に見れば、トレンドではなくなっていた。
だから、脱原発じたいは、自然な流れやろうと。
この点、必ずしも財界が原発擁護であり、非財界が脱原発かと言うと、そうじゃないと。

だとすると、財界側にも新たな利権構造をめぐって、脱原発の動きがあるわけやね~。
うーむ、脱原発運動を取り込もうとする橋下さん&財界の動きって、こーゆーこと?

東北の敵はグローバリズムに寄生する新自由主義。
そして、脱原発は味方かと言えば、十把一絡げっちゅうわけにはいかん。
というのが、私の読み方でした~。


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No title

東北の敵はグローバリズムに寄生する新自由主義・・・
まさにその通りですね。。。
東北維新の会なんてできてしまったらと思うと大変な事になりますね。

なんか政治塾ブームが来るんじゃないかと思ったりしています(笑)

私は、都構想や道州制にはあまり反対ではないのです。
ただし今の状態はというと、、、

選挙=民意(橋下さんは、白紙の委任状なんて言ってますね)

これで独裁を持って断行していくと言っています。
この時に問題になるのは、選挙民(主権者として)である私達側に
覆す物がないのが問題になると思っています。

選挙で選んでおいて何を今さらみたいになってしまいますが、選挙民の意思権みたいなものを、彼らの構想の中に入れられれば良いなと思ったのです。

今後、選挙を行っていく上でこれをマニフェストに入れないと当選できないよ!!みたいなね(笑)

あまりにひどい場合には、「即刻交代してもらいます!」

意思権の発動→議会の解散→即、再選挙
・・・なんてできたらいいんじゃないかなって思ったりしています。

こんなんじゃなくてもいいのですが、当選させたのはお前らであって、これはお前らが決めた事だからあきらめなさいなんて言わせない方法を考えないといけない世の中になってきたな~と思ったのです。。。

権力側の大反発目白押しになるでしょうけれど・・・(笑)



民意???

選挙で選ばれた=民意じゃないし、
有権者は白紙委任したわけじゃないし、
選挙の時に彼がすべてを説明したわけじゃないし、

弁護士資格を有する人が、
他人から法的違法性を指摘されるなんて、

懲戒請求に値するのではないだろうか。
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ゆりひなな

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おもしろい記事書くために、おもしろい生活できたらええなぁ。その逆でもええけど。

私のおすすめ記事

●「ご存じ山田寺」みたいな。 ●橋下人形と新自由主義の大実験1~4 ●「百年目」 ●ロスジェネの迷走 

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