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橋下市長のコストカット、何でそこ?

「大阪市政だより6月号」は、
市政改革プランで、こんだけ無駄を削ります~っていうお知らせ。

「無駄を削って市民に還元する」というのなら歓迎すべき。
つまり、大きな経済効果が期待できるってこと。

「大阪にふさわしい新しい自治の仕組みづくりをめざす」らしい。
どれどれ?

これからも持続可能な大阪とするために
施策・事業をこれまでの考え方ややり方にとらわれず、聖域を設けることなくゼロベースで点検・精査します。見直し対象となっている主な施策・事業を掲載しています。

敬老パス(敬老優待乗車証)
高齢者の生きがい施策として、今後も持続可能な制度となるよう受益と負担の適正化を図るため、次の5案を検討します。
1案民間鉄道にも利用拡大・利用額の50%負担・利用上限年額2万円(削減見込額50億円)
2案市営交通限定・利用額の50%負担・利用上限なし(削減見込額48億円)
3案市営交通限定・利用者の所得に応じて負担・利用上限なし(削減見込額14億円)
4案市営交通限定・市営交通シニア割引拡大・利用上限なし(削減見込額50億円)
5案市営交通限定・利用額の30%負担・利用上限なし(削減見込額42億円)

上下水道料金の福祉措置
・他都市状況を踏まえ、重度障害者世帯、ひとり親世帯、高齢者世帯、精神障害者世帯に対する上下水道の基本料金相当額の減免を見直します。見直しにあたり、低所得者対策の必要性について検討します。(削減見込額40億円)

長居・舞洲障害者スポーツセンター
・長居障害者スポーツセンターは継続運営し、大規模な改修・建替時期までに今後の適切な運営方法を検討していきます。
・舞洲障害者スポーツセンターの宿泊施設については、収入と支出のバランスを確保するようにし、毎年度検証していきます。
・両施設とも運営費用を縮減するため、市外利用者の負担について検討していきます。(削減見込額6千万円)

保育料の軽減措置
・横浜市、名古屋市、京都市、神戸市の状況を参考に、市民税非課税世帯から保育料を徴収するなど、大阪市独自の保育料軽減措置を見直します。
 (削減見込額1億5千万円)

放課後事業
・市内の児童に放課後の活動場所を提供する「児童いきいき放課後事業」は、時間延長などのサービスを拡充するとともに、地域のニーズに応じたサービスを提供できるよう委託事業者を公募します。
・地域における子どもの活動拠点としての役割を担ってきた「子どもの家事業」は、「留守家庭児童対策事業(学童保育)」に移行します。
 (削減見込額5千万円)

新婚世帯向け家賃補助
・新規募集を停止し、若年層全般に対する幅広い支援策として再構築を図ります。
(削減見込額21億7千万円)

国民健康保険
・受益と負担の適正化の観点から、所得が200万円台の4人世帯の保険料を府下市町村並みとなるよう、大阪市独自の3割減免の廃止も含め見直します。
・出産一時金について、大阪市独自実施分(第2子43万円、第3子45万円)を他都市水準(42万円)まで引き下げます。
 (削減見込額10億7千万円)

他にもこのような見直し・再構築を行います
こども・青少年/学校教育
・青少年野外活動施設
3施設のうち2施設を廃止します。(削減見込額1億1千万円)
・1歳児保育特別対策
1歳児にかかる保育士配置基準を国の基準に合わせ、民間保育所に交付している補助金を廃止します。(削減見込額9億円)
・多様な体験活動(小・中・特別支援学校)
学校が一律に内容を決定してきた「芸術文化体験学習」や「自然体験学習」などを一旦リセットし、児童・生徒個人が選択できる仕組みを導入するなど、効果的な事業に再構築します。(削減見込額2億円)

高齢者福祉、障害者福祉その他社会福祉
・ふれあい型食事サービス・老人憩いの家
食事サービスは軽食等の設定など経費の縮減を図り、憩いの家は運営経費の2分の1を基本に補助を継続し、実施方法は区長が判断します。(削減見込額1億1千万円)
・地域福祉活動推進事業
ネットワーク推進員への補助を廃止、地域活動協議会の実施方法とあわせ再構築します。(削減見込額3億6千万円)

健康づくり、医療/男女共同参画
・総合健康診査事業(ナイスミドルチェック)
40歳・50歳・60歳の方を対象にした無料がん検診を廃止します。
(削減見込額1億4千万円)
・男女共同参画センター
相談事業等を、より身近な区役所・区民センター等で実施することとし、施設を廃止します。(削減見込額4億6千万円)

スポーツ・レクリエーション、文化/コミュニティづくり
・屋内プール
新しい8~9の基礎自治単位に1館を基準として財源を配分します。(削減見込額12億2千万円)
・音楽団
行政としての役割の整理を図り、廃止します。(削減見込額5千万円)
・市民交流センター
全10施設を廃止します。(削減見込額10億3千万円)

その他の取組み
大阪府との間で整合性のとれた人事・給与制度を構築します。
外郭団体の必要性を精査し、団体の削減などを行います。

ありゃりゃ。
カットする事業や金額を見ていくと、
ほとんどが、低所得者層を直撃する内容になってる。
大型公共事業への見直しなどは見当たらない。

そして、いちばん問題なのは、
このコストカットによる経済効果がどれだけ見込めるのか、という点。
無駄なハコモノ建設なら、建設をやめればやめた分のお金が浮くだけやけど、
これまで、多くの知恵と努力の上に作り上げられてきたシステムを、
ただ表面的なコストカットのためだけに潰してしまうことのナンセンスさ。

例えば、「子どもの家事業」は、たった5千万円をカットするために、
ほとんど無償で制度を支えてきた人たちを、身動きとれないように追い込むやろう。
制度の上にあぐらをかいてきたのでは全くなく、
むしろ少ない予算を超える部分を、地域共同体や善意が支えてきたのに。
いやらしい話、それをお金に換算すれば、5千万どころじゃないはず。
金銭以上の価値で、子どもらを支えてきた大阪らしい事業やのに。

敬老パスの有料化や赤バス廃止も、市民病院の統廃合も、
ナイスミドルチェックなどの予防医療へのコストカットも、
結局は、医療費の増大などの遠因になるやろうし、
表面的な削減金額以上の経済効果があるとは到底思えない。
むしろ、将来、大きなマイナスになって返ってくることばかり。

地域福祉活動推進事業にしたって、
ネットワーク推進員って額面通りの負担しか負ってないやろうか。
地域をつなぐ作業なんか、一朝一夕にできることじゃない。
福祉を支える人を、お金に換算しただけの、ずさんなカット方法。
そして、新たに安上がりな福祉なんて構築できるのか、
それこそ対案を示してほしい。

大阪市はどうなるのかな。
この「市政改革プラン」を、
「橋下さん、よくぞそこにメスを入れてくれた」って評価する人、
どれぐらいいるのかな…。
「私の居場所はここだけ」って涙ぐむ「子どもの家」の子どもたち。
ギリギリのところでかろうじて成り立っている生活があることを、
どれぐらいの人が知っているのかな。
こんなの「改革」って言えるやろうか。



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まとめtyaiました【橋下市長のコストカット、何でそこ?】

「大阪市政だより6月号」は、市政改革プランで、こんだけ無駄を削ります~っていうお知らせ。「無駄を削って市民に還元する」というのなら歓迎すべき。つまり、大きな経済

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No title

日本の現状、官僚のステータス向上のために政治家どもが「国民」という踏絵を躊躇ももたずに踏みつける事に執心している。

橋下という男は、誰のステータスを上げるために存在するのか?

権力の構図は、マスコミによって見事なまでに隠蔽されて、国民には届かない。

政治の舞台は、言葉遊びの場に成り果てて、自尊心のかけらもない輩の集まりと化している。

弱い者はどうする事もできないのか?

いや、そんな事はない。

国民に自覚が芽生えれば、くつがえす事など容易いはずである。

小さな事からでも参加していこうと思う。

No title

じゃあどんなのが改革なの?対案は?って橋下は言うと思う。

対案?

もうその論法も、限界では?

やりたい放題

ほんとは自分が、せんとあかん業務を
50人もの、参与やら顧問やらに下請けさせて。

その手当、様々なカット分
ゆうに超えてるんとちがう?


・地域における子どもの活動拠点としての役割を担ってきた「子どもの家事業」は、「留守家庭児童対策事業(学童保育)」に移行します。
 (削減見込額5千万円)

No title

橋下が新自由主義の尖兵ならば、彼のいうところの民意とは?

民営化に参画するのは、一般市民と呼ばれる範疇にいる人たちだろうか?

どんな改革も対案もその運営を管理するシステムがなければ、都合の良いよう姿を変えていく。

まさに政治家の言葉遊び・・・今の現状をみれば明らかだ。

そして、その管理システムは市民(国民)の自覚以外にないという事だ。

政治家に一任ではなく、要求する議会制民主主義を目指す事が先決であると思う。

別に珍しい事でも難しいことでもなく、先人達がしてきたように自分たちがするという事だけだ。

政治無関心や政治家依存からの脱却。

当たり前すぎる事が、一番希薄なのが今の現状だ。








聖域なきメス

ゆりひななさん、こんにちは。

「上下水道料金の福祉措置」で、「低所得者対策の必要性について検討します。」って、なんか恐ろしいコストカットですね。低所得者は水を飲むなってことなのでしょうか。

重度障害者や精神障害者や高齢者の中には、なかなか自力で、行政の窓口に意見を言いに行くことすら困難な方々もいると思います。

知らない間に敬老パスが有料化されていると気がつく高齢者も多いでしょう。障害者スポーツセンターも、ここでスポーツを行うことを生きがいにしている人もいるはず。病院の統廃合も、主治医が変わったら不安に思う人も多いでしょうし。

また、「1歳児にかかる保育士配置基準を国の基準に合わせ、民間保育所に交付している補助金を廃止します」とあると、そこで働く保育士さんは最低賃金ギリギリまで給料をカットされ、まさに「官制ワーキングプア」ですね。

なんか政府の役割は「所得の再分配」、地方自治体の役割は「住民サービスの提供」だって、高校生の時、現代社会の教科書に書いてあったのになぁ。

最近、40歳を過ぎて思うのが、高齢者向けサービスのカットって、将来の自分達の生活を脅かしている気がします。事業の廃止は簡単だけれど、新しく事業を再開するのは簡単じゃないですし。

う~ん、このエントリー、勉強になりました。
「知は力なり」ですネ。

子どもの家、ネットワーク、食事サービスなど地域活動に携わってきた者としては、悔しい限りです。声を届けたくても、そのすべさえないない私たち小さき者たちへの、今回の市政改革での締め付け、どうしてあげることもできなく、自分の力の無さを痛感しました。さて、どのような地域社会が待っているのでしょうね

ご紹介

もうとっくにご存知かもしれませんが。

「書に触れ、街に出よう nico's blog 」
http://nicoasia.wordpress.com/

橋本、維新の会の取り巻きリストが載っています。
ネオリベ・ネオコンがずらずらです。
プロフィール

ゆりひなな

Author:ゆりひなな
おもしろい記事書くために、おもしろい生活できたらええなぁ。その逆でもええけど。

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●「ご存じ山田寺」みたいな。 ●橋下人形と新自由主義の大実験1~4 ●「百年目」 ●ロスジェネの迷走 

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